(Q 1 ) 医師の診察では、レントゲンとMRIの結果、第2腰椎圧迫骨折と、聞きましたが、装具の領収書には、胸椎装具と、書いてあります。間違いではないですか?

(A 1 )
病名と、装具名が違う場合があります。第2腰椎圧迫骨折の場合、その骨折した骨の2個上の第12胸椎まで固定が必要となります。よって胸椎装具となります。第1腰椎圧迫骨折も同様に第11胸椎までの固定です。又第3腰椎圧迫骨折でも、医師が胸椎まで、と義肢装具士に指示した場合は、胸椎装具と、なります。


(Q 2) 先日知人のお見舞いに、天草市の病院に行った際、圧迫骨折で入院した方が、治療用軟性コルセットが、翌日に納品されたと聞きましたが、既製品ではないですか?どこの病院でも1週間くらいかかるみたいですけど?


(A 2) 軟性コルセット(ダーメンコルセット・メッシュ生地に1mm厚みの金属が前後左右に入ったもの)は2~3時間で製作できます。1週間で完成するのは、その装具屋さんの考え方です。翌日納品できるのは、特別な事ではありません。あなた(ご家族)の事を一日でも早く日常生活に戻れるように翌日納品している装具業者が天草にいるだけです。骨折直後にコルセットで固定していると、骨折部に負担がかからないので、早期完治に役立っています。固定しないで無理をすると、骨折部が更に崩れ、治療期間の延長・完治後に背中が丸くなったままになります。ただ1週間サイクルで納品した方が、利益率が良いからでしょう。


(Q 3) 病院でコルセット2個購入しましたが、健康保険の払い戻しは、1個だけでした。¥7000の既製品は、払い戻しが有りました。自分に合わせて作ってもらった約¥32000は払い戻しが出来ない。 どう言う事ですか?


(A 3) 軟性コルセットは1年半過ぎないと健康保険の払い戻しが受けられません。そもそも既製品のコルセットが保険がききます。と言って販売している装具屋がおかしいです。スポーツ用の既製品コルセットを医療用の装具として天草の病院に預けている熊本市内の業者がいます。健康保険側も医師の証明書があれば、スポーツ用の既製品コルセットを治療用として払い戻しを行っているみたいです。抑々そこがおかしいところなんです。

2020年04月13日更新
キーワード: コルセット