背骨の骨折、(圧迫骨折、いつの間にか骨折)を起こし医師の指示を聞かずに自己流で完治を目指す方は、背中が丸くなり、将来的に元に戻りませんので注意してください。基本、骨折直後は安静が必要、徐々にリハビリが始まり、元の生活に近づいて行きます。安静時に一日でも早く治療用コルセットをきつめに装着し、(寝返り時の激痛緩和)リハビリが始まる頃にコルセットをきつめに装着し、(起き上がり動作時の激痛緩和)経験されたことがない方は、コルセットは逆に体に悪いとか言う方もおられますが。ちゃんと医師の指示通りコルセットをきつめに装着していれば、完治後背中が丸くなることを防ぐ事に。骨折から約1ヶ月程で激痛が治まり、徐々に患部(骨折部位)ではなく、お尻や、太もも等の痛み、違和感を訴え、背骨を骨折したことを忘れて勝手にコルセットの使用を止め、気づいたら、「最近背中丸くなったね」と指摘されるようになります。2~3ヶ月はコルセットで固定して下さい。6か月程で50%、1年程で完治だと思います。背骨のS字曲線が崩れると、違う椎体にストレスがかかり、前回骨折の椎体の周りの骨折リスクが上がります。しっかり完治するまでコルセットを着用しましょう。骨粗しょう症と診断を受けた方は、定期的に診察を受けて下さい。整形外科疾患以外にも病が潜んでいる可能性もありますよ。
2024年06月02日更新